電車料金値上げに見る懐かしさ
ここのところすっかり春めいた気候でしたが、先週末は雪が降ったり、週明けも真冬のような寒さがぶり返し、素直に春が来てくれない今日この頃です。
そんな中、日曜日より、ニューヨーク近郊の通勤電車や地下鉄、高速(有料の橋やトンネル)の料金が一斉に値上げされました。
値上げ幅は大体4%程度ということで、大きなものではありませんが、ニュースのインタビューに答える人の大半は、納得できない旨のコメントをしていました。
この値上げは、毎年ではないものの、隔年おきぐらいにされているようで、ある意味、季節の風物詩なのかもしれません。
物価なんていうものを気にするようになったのは社会人になってからですが、ここ十数年間、日本で記憶に残るような値上げがあった覚えがありません。
しかし、子どもの頃は、ちょこちょこ電車やバス料金が上がったり、ジュースの値段が上がっていたと思います。
アメリカでこうした値上げに出会うたびに、懐かしさと同時に日本の深刻なデフレ社会に思いをはせるのでした。