元ニューヨーク駐在サラリーマンのブログ

NY時代の経験や最近のアメリカについて感じたことを書いていきます

移民国家の証?

4月は、アメリカにおける日本企業でも異動の季節で、仕事柄、新任者の方の名刺をいただく機会が増えます。

 

大概は、氏名をそのままローマ字表記したものを使用していますが、中には、アメリカ人に分かりやすいようなファースト・ネーム(名)を作成・表記しているものも見かけます。そうしたケースは、主にアメリカ人相手に仕事をしている方が多いようです。

 

アメリカ人にとっては、日本人のラスト・ネーム(氏)ばかりでなく、ファースト・ネームも呼びにくいものが多く、3文字が限界で、4文字になるとほぼ確実に覚えてもらえません。ちなみに、アメリカ人であっても、長いファーストネームは短縮化されているようです。(例えば、ウィリアム→ビル等)

 

当たり前ですが、自分の生まれ育った国の人のファミリー・ネーム(氏)は、大抵聞き覚えがあるので覚えるのにそれほど苦労はありませんが、アメリカのような移民国家であれば、欧州系、南米系、アジア系が入り混じっており、初見でそのファミリー・ネームを覚えることは簡単ではありません。

 

そうした事情もあってか、アメリカでは、どんなに偉い人であってもファースト・ネーム(名)で呼ぶのかなと思います。

 

そうはいっても、日本人からアメリカ風のファースト・ネームが記載された名刺を貰うと、今でも違和感を覚えてしまいます。